顕彰事業

第8回表彰 第8回渡辺晋賞:三谷幸喜氏

【第8回渡辺晋賞】
三谷 幸喜( みたに こうき )氏

1961年7月8日生まれ 脚本家。

『授賞理由』
三谷幸喜氏は、舞台・映画・テレビと多くのメディアの脚本を手掛け、連続TVドラマにおいては新しいスタイルの人気番組を生み出した。
さらに映画監督、舞台演出、そして出演とマルチな役割をこなしながら、三谷ブランドと称される軽妙洒脱なエンターテインメント作品を創出し続け、多くの人の心をとらえた。
その卓越したプロデュース力に対して第8回渡辺晋賞を贈る。

『略歴』
日本大学芸術学部演劇学科卒業。在学中の1983年に劇団「東京サンシャインボーイズ」を旗揚げ。1994年『東京サンシャインボーイズの<罠>』の公演をもって30年の充電期間に入った。以後、脚本家としてテレビドラマ・舞台・映画と多方面で活躍。

テレビドラマの主な作品としては『王様のレストラン』、大河ドラマ『新選組!』、『警部補・古畑任三郎』、『わが家の歴史』などがあるが、特に2006年に大河ドラマ史上初となる続編、『新選組!! 土方歳三 最期の一日』が正月スペシャルとして放送され、また同年1月『古畑任三郎 ファイナル』も放送され、テレビの脚本家として大活躍をおさめた。
映画界においては、1997年に初の映画監督作品として『ラヂオの時間』を発表。多くの映画賞において絶賛を浴びる。その後、『みんなのいえ』、『THE 有頂天ホテル』、『ザ・マジックアワー』、『ステキな金縛り』などを発表し大きなヒットとなった。
舞台における活躍は、『コンフィダント・絆』、『ろくでなし啄木』、『国民の映画』、『ベッジ・パードン』、『90ミニッツ』などがあるが、松本幸四郎一家による演劇集団「シアターナインス」との共同プロデュースで『バイ・マイセルフ』、『マトリョーシカ』で脚本を担当。現在、パルコプロデュースシリーズの中で最も新作の待たれる作家となる。
また『PARCO歌舞伎 決闘!高田馬場』『三谷文楽 其礼成心中』などの古典芸能の脚本・演出を手掛けている。
2009年11月には、ニューヨークのオフ・ブロードウェイのミュージカル『TALK LIKE SINGING』で海外進出を果たす。日本のオリジナル作品がオフ・ブロードウェイで初演されるのは史上初のことである。

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