顕彰事業

第10回表彰 第10回渡辺晋賞:小山薫堂氏

【第10回渡辺晋賞】
小山 薫堂(こやま くんどう)氏

1964年6月23日熊本県天草市生まれ。放送作家、脚本家、プロデューサー。
日本大学芸術学部放送学科卒業。

『授賞理由』
小山薫堂氏は、放送・映画・舞台などでの脚本・演出や制作、そして町おこしイベントの実施というように、エンターテインメントの広い分野でマルチなプロデュース才能を発揮されている。また、依頼された案件をスマートに具現化し、世の中に浸透させ、仕掛けを楽しませながらブームへと昇華させる手腕は見事なものである。さらに、その過程で才能の組み合わせや潜在能力を発掘することで人間力を活用し、渡辺晋の業績の一つである人気者の発掘・育成といった成果も示している。
これら数々の業績をたたえ、第10回渡辺晋賞を贈る。

『略歴』
大学在籍中に放送作家としての活動を開始。
「料理の鉄人」「カノッサの屈辱」「東京ワンダーホテル」など斬新なテレビ番組を数多く企画。「料理の鉄人」(1995年)「トリセツ」(2003年)は国際エミー賞に入賞。
2008年、初の映画脚本「おくりびと」で第32回日本アカデミー賞最優秀脚本賞、第81回米アカデミー賞外国語部門賞を獲得。
作詞に、「ふるさと」(第80回NHK全国学校音楽コンクール小学校の部課題曲)、「Stand Alone/サラ・ブライトマン」など。
現在テレビでは、「ZIP!」(日本テレビ)や 「小山薫堂 東京会議」(BSフジ)などに携わり、 テレビや映画以外でも、ライフスタイル誌「DIME」「dancyu」のエッセイ連載、小説、絵本翻訳、作詞など、 幅広い執筆活動を展開。
主な著書に、小説「フィルム」(講談社)、絵本「まってる。」「いのちのかぞえかた」(共に千倉書房)、 「考えないヒント」「もったいない主義」(共に幻冬舎新書)、「恋する日本語」(幻冬舎)、「つながる技術」(PHP研究所)などがある。
そのほかにも、FM東京「ジャパモン」のラジオパーソナリティ、熊本県地域プロジェクトアドバイザー、下鴨茶寮主人、京都館館長などを務めており、活動は多岐に渡る。「くまモン」の生みの親でもある。

2014年 第24回くまもと県民文化賞特別賞受賞
2009年 天草市民栄誉賞受賞

2009年4月 東北芸術工科大学デザイン工学部企画構想学科教授兼学科長に就任

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