財団の概要

平成27年度事業計画書(平成27年7月 1日〜平成28年6月30日)

平成27年度における一般財団法人渡辺音楽文化フォーラムは、日本の音楽文化発展及び音楽芸能振興に寄与すべく定款に定められた以下の諸事業を行う。

(1)主催事業

世界的にデジタル市場の牽引役である音楽ストリーミングサービスからの収益が増大し、消費者がCDを購入して音楽を聴くことに大きな変化が見られ、レコード会社など音楽業界の収益モデルが変わろうとしている。
日本に関しても、昨年、サブスクリプション(定額制聞き放題配信)の売上実績や国内音楽市場の年間売上実績に占める割合も、前年から大きく拡大した。国内のデジタル市場において、ストリーミングが本格的に稼働し、音楽の新しいビジネス展開になることに大きな期待が寄せられている。
そのような背景を受け、デジタル配信の仕組みや音楽団体間の理解の相違、著作権使用料など、デジタル配信を取り巻く諸問題の調査研究と議論を深め、セミナーなどを実施する。

(2)助成事業

一般公募による公益性に資する音楽文化の振興を目的とする、音楽関係団体や個人が行う優れた活動に対して、募集を行う一般公募助成と、日本文化のさらなる深まりを目的に活動している「ENJIN01文化戦略会議」の基本理念に賛同した助成を行う。今年度のENJIN01文化戦略会議オープンカレッジは平成27年11月21日(土)から23日(月)に宮崎県延岡市にて開催される予定である。

(3)顕彰事業

「渡辺音楽文化フォーラム・渡辺晋賞」を実施する。前年度に渡辺晋賞の規定の見直しが行われ、より幅広い人材の中から、エンターテインメントの発展及び大衆芸能の発展向上に大きく貢献するプロデュース活動を行った人を顕彰する。
なお、今年度の第11回渡辺音楽文化フォーラム・渡辺晋賞は、平成28年3月2日(水)に実施する。

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